赤 銅(しゃくどう)
Shakudou Japanese Alloy / Alloy of Copper and Gold
日本古来の伝統的な合金に分類され、象嵌(ぞうがん)細工などの工芸品や刀装具で使われる色金の一種。
銅に3%から8%の金を加えた合金で、金の追加量により「一部挿し」「三部挿し」「五部挿し」「八部挿し」に分けられる。
赤銅「一部挿し」から「五部挿し」に煮色仕上げ(にいろしあげ)とよばれる古来の表面処理を行うことにいより、青味がかった黒色黒に変色させた赤銅を烏金(うきん/からすがね)と呼び、紫がかっ黒に変色させた赤銅八部挿しを紫金銅(しきんどう)と呼ぶ。
赤銅本来の色は、柿色と表現される赤味がかった銅の色をしている。
| 赤銅 の 種 類 | ||||
| 名 称 | 別 称 | 合 金 成 分(一般的な成分構成/※一部異なる場合もある) | 発 色 | |
| 銅 | 金 | |||
| 赤銅一分挿し(100:1) | 烏 金(うきん) | 99% | 1% | 黒 |
| 赤銅三分挿し(100:3) | 烏 金(うきん) | 97.08% | 0.22% | なんとなく青みがかった黒 |
| 赤銅五分挿し(100:5) | 烏 金(うきん) | 95.23% | 4.77% | 青みがかった黒(烏の濡羽色) |
| 赤銅八分挿し(100:8) | 紫金銅(しきんどう) | 92.59% | 7.41% | 紫がかった黒 |
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