バリウム
Barium
バリウムを含む鉱物は、ボリョーナ石として17世紀から知られていた。1774年にスウェーデンのシェールが軟マンガン鉱に新しい元素が含まれていることを発見したが、その元素を分離することができなかった。
1808年、スコットランドのデービー卿が単離に成功した。
元素名は、ギリシャ語の「重い(barys)」から命名された。
バリウムは、X線を透しにくい。その性質を生かして、硫酸バリウムが胃のX線検査に利用されている。
また、『半田材や鋼・鋳鉄の添加材、高純度鋼の脱酸材として、また、カルシウム、マンガン、ケイ素、アルミニウム合金への脱酸材として利用されている。』
(ウィキペディアより抜粋)
ニッケルとの合金で自動車の点火装置にも用いられる。
元 素 記 号 | Ba |
陽 子 数 | 56 |
価 電 子 数 | 2 |
原 子 量 | 137.327 |
融 点 | 729 |
沸 点 | 1637 |
密 度 | 3.549 |
存 在 度 | 地球 250 ppm 宇宙 4.49 |
代表的な製品 | X線検査用造影剤・ハンダ材や鉄鋼の添加材・合金用脱酸材 |
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