鋳造用語集

ホワイトゴールド
White Gold / WG

カラーゴールドのひとつ。WGとも表記する。

WGは、ニッケルパラジウムなどの漂白用の割り金を混ぜた白色系の金合金である。この他に亜鉛を混合する。

ニッケルを主体とするWGをハードホワイトゴールド、パラジウムを主体とするWGをソフトホワイトゴールドと称する。鋳造では、ソフトホワイトゴール中で融点が1300℃以上を高融点ホワイトゴールドとして分別する。

ニッケル系は、硬度は硬いが色相が完全な白ではない。また、ニッケルが如実なアレルギー反応(金属アレルギー)を起こす懸念から使用が好まれない場合がある。このため、白さと耐アレルギーを求める場合には、高価ではあるがパラジウムを主体の割り金とする。

割り金の種類と比率により白さに幅があり、一般消費者の混乱と誤解をさけるため(社)日本ジュエリー協会では、ロジウムメッキの色相を基準(0)として⊿E14(デルタE14)までをホワイトゴールドの範囲と定義している。

企画・製造者の判断で、黄色味が強いWGには一般的にロジウムメッキが施されている。

 

 

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