ビスマス
Bismuth
長い間鉛や錫、アンチモンなどと混同されていたが、1753年に単体の金属であることがフランスのジョフロアにより発見された。
元素名の由来は、ラテン語の「溶ける (Bisemutum)」。
ビスマスは、ビスマス酸化物(ビスマス・鉛・ストロンチウム・カルシウム・銅・酸素の化合物)のかたちで「超電導ケーブル」に使用されている。このケーブルによる直流送電は、電気抵抗がゼロとなり、送電ロスもゼロとなる利点がある。
身近な使われ方は、火災報知器の口金にも使用されている。
元 素 記 号 | Bi |
陽 子 数 | 83 |
価 電 子 数 | 5 |
原 子 量 | 208.98038 |
融 点 | 271.3 |
沸 点 | 1610 |
密 度 | 9.747 |
存 在 度 | 地球 0.06 ppm 宇宙 0.144 |
代表的な製品 | 超電導ケーブル(芯部)・火災報知器の口金 |
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