鋳造用語集

インコネル
Inconel

ニッケル(Ni)を主成分とし、クロム(Cr)、鉄(Fe)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)や一部の種類ではチタニウムなどを添加した、耐熱性・耐酸化性・耐食性に優れるNi基合金群。

INCONEL®はSpecial Metals社の登録商標である。
高温環境でも強度を維持しやすく、酸化や腐食にも強いことから、航空機のジェットエンジン、ガスタービン、化学プラント、熱交換器、原子力関連設備などに広く利用されている。
代表的な種類には、耐酸化性に優れるINCONEL 600、耐食性に優れるINCONEL 625、析出強化によって高い高温強度を持つINCONEL 718などがある。
なお、インコネルはNi基合金の商標名であり、すべてが同じ強化機構を持つわけではない。特に718はγ″相(ガンマダブルプライム相)を主な強化相とし、γ′相も強化に寄与する代表的な析出強化型Ni基超合金である。
簡単にいえば、「高温や腐食性の厳しい環境でも使用できるよう設計された、ニッケルを主成分とする高性能合金群」である。

合金名称 溶融温度範囲 比  重
INCONEL  600 1,354~1,413℃ 約 8.47
INCONEL  625 1,290~1,350℃ 約 8.44
INCONEL  718 1,260~1,336℃ 約 8.19
INCONEL  X-750 1,393~1,427℃ 約 8.28

 

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