鋳造用語集

ハステロイ
Hastelloy

ニッケル(Ni)を主成分とし、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、鉄(Fe)、タングステン(W)などを添加したNi基の高耐食合金群である。HASTELLOY®はHaynes Internationalの登録商標である。

特に酸、塩化物、高温の腐食環境などに対して優れた耐食性を持つことが特徴で、化学プラント、反応容器、熱交換器、配管、バルブなど、ステンレス鋼では十分な耐食性が得られない環境で使用される。
代表的な種類には、HASTELLOY C-276、C-22、B-3などがあり、種類によって耐食性や適した腐食環境が異なる。

なお、ハステロイは広い意味ではニッケル基合金に分類されるが、ジェットエンジン用のNi基超合金のように高温強度を第一の目的とするものとは異なり、主として耐食性を重視して設計されたNi基合金として理解すると分かりやすい。

合金名称 溶融温度範囲 比  重
HASTELLOY  C-276 1,323~1,371℃ 約 8.89
HASTELLOY  C-22 1,357~1,399℃ 約 8.69

 

 

ニッケル(Ni)を主成分とし、高温でも高い強度、耐酸化性、耐食性を維持できるよう設計された耐熱合金。
Niを母相として、クロム(Cr)、コバルト(Co)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、チタニウム(Ti)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、レニウム(Re)などの元素を添加する。特にAl、Ti、Taなどによって形成されるγ′相(ガンマプライム相)などの強化相が、高温での強度やクリープ強度の向上に重要な役割を果たす。

高温環境で長時間使用しても強度を維持しやすいため、航空機のジェットエンジン、ガスタービンのタービンブレード、発電設備などに広く利用されている。
代表的な合金には、インコネル(Inconel)、ハステロイ(Hastelloy)、Rene、CMSX系などがある。

簡単にいえば、「高温でも強さを失いにくい、ニッケルを主成分とした高性能な耐熱合金」である。

 

 

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